プロジェクト期間:令和4年度~
リーダー:HI-Gr 特任教授 村上純
メンバー:
HI-Gr 教授 山本直樹
理数Gr 助教 石田明男
プロジェクト概要
テンソルフローが機械学習などでよく利用されるなど、多次元配列としてのテンソルを取り扱う機会が増えてきています。そこで、我々のグループがこれまで携わってきたテンソル分解に関する、計算手法の開発、データ分析への応用、学習支援ツール開発などを中心に、多次元データ処理に関わる研究を進めることを目的とします。
今年度の目標・活動計画
目標
昨年度同様に、多次元データ処理に関して、従来のテンソル分解手法よりも高速で精度よく計算できる分解法の開発と評価、学業成績等のデータについて因果分析などの手法を適用した分析、3Dパズルを用いたテンソル分解教育支援ツールの開発の3つについてさらに研究を進めています。
活動計画
- 新たなテンソル分解手法の開発と評価
- テンソル分解の応用
- 学業成績データなどについての因果分析等による分析
- テンソル分解教育用の新たな3Dパズルの作成や解法を考案
- 作成した教材のオンラインコンテンツ化と教育効果の評価
- 各内容についての国際会議への投稿
令和4年度の活動報告
今年度の活動内容
3Dパズルを用いた多次元データ処理教育用コンテンツ作成、3Dパズルの応用、因果分析の教育への応用、テンソル分解の気象データ分析への応用に関する研究を行い、それらの成果を国内学会1件、国際学会2件で発表し、国内論文1件、国際論文2件に採録・掲載されました。
今後の展望
今年度も今年度同様に、テンソル分解の応用とその教育、3Dパズルの応用、および因果分析の教育への応用に関して研究を進める予定です。