水産養殖場のモニタリングを行うための水上ドローンの開発

プロジェクト期間:令和6年度~

リーダー: TE-Gr (教授) 入江博樹
メンバー: TE-Gr (教授) 葉山清輝、 理数-Gr (教授) 工藤友裕

プロジェクト概要

水産養殖場の海水・淡水中の監視、水底・海底の堆積物のモニタリング等を行う水上ドローンを開発しています。養殖場では水流が早い海上や水車による撹拌など水流に逆らいながら任意の位置、方向、経路での水中のモニタリングを行う需要があり、ボート型の水上移動では適用に限界があります。そこで、全方向に移動可能でその場旋回もでき、定位置制御も可能な水上ドローンを開発しています。

今年度の目標・活動計画

目標

複数の水中スラスターを持ち、スラスターの推力方向も可変できる水上ドローンを開発します。操縦要求に対して自動でスラスターの向きや推力を自動調整して航行する方法を考案したので小型機の試作と移動実験を行います。また海中モニタリングのためのクレーン式の水中カメラの試作も行います。その後、GPSとコントローラを搭載して自律航行による実証試験と評価を行う予定です。

活動計画

4~6月小型水上ドローンの試作および海上移動試験
7~9月評価及び試作機の改良
10~12月小型水上ドローンの自律化
1~3月自律航行による実証試験と評価

  • 開発中の水上ドローン