プロジェクト期間 令和2年度~
リーダー:企画運営部 教授 清田公保
メンバー:
企画運営部 教授 小田川裕之
TE-Gr 教授 西山英治、教授 本木実、准教授 石橋孝昭(~R3)
CI-Gr 教授 博多哲也、教授 嶋田泰幸、教授 中島栄俊、講師 野尻紘聖、助教 加藤達也(~R3)
HI-Gr 教授 小山善文、教授 合志和洋、准教授 赤石仁、准教授 中野光臣
AE-Gr 教授 島川学、教授 柴里弘毅、准教授 ト楠、准教授 永田和生
理数Gr 准教授 山崎充裕、准教授 菊池耕士
グローバルリーダーシップ育成Gr 教授 大塚弘文、教授 大隈千春
地域協働プロジェクトGr 教授 永田正伸
先端研究コアGr 特命教授 渡辺考一
プロジェクト概要
本校は、国立高等専門学校機構が実施する高専発!「Society5.0型未来技術人財」育成事業に参加しています。この事業では、全国の高専及び企業、自治体、大学等との連携体制のもと、未来技術の社会実装教育の高度化を通して、Society5.0時代をリードする、未来技術人財育成モデルを開発・展開しています。この中で本校は、中核拠点校としてこれまでの研究成果や産学官連携を基盤とし、セルフケアロボットやリモート介護ロボットの社会実装モデルの実現、また、ATの研究を基盤とした未来型高度技術者教育のため研究や実践、連携を進めています。
令和4年度の目標・活動計画
外部予算を獲得しつつ、セルフケアロボット、リモート介護ロボットなどの社会実装モデルを実現します。
- KOSEN-ATネットワークを活用した社会実装研究と教育体系の確立
令和3年度の活動報告
- AT認定資格の創設を(社団)日本支援技術協会と連携し、2021年12月には、第1回目の「ICTアクセシビリティアドバイザー認定資格試験(AT認定資格試験)」を(社団)日本支援技術協会を実施しました。本校では、27名が受験し、25名が合格しています。
- AT認定資格試験の基本学習内容を基礎として、高専のMCC(モデルコアカリキュラム)に準拠したATスキルの高専カリキュラムへの実装を函館高専と熊本高専が中心となり検討しています。
- 徳山・熊本が中心となり、広島県の企業と連携して重度肢体不自由者でも参加可能な視線入力制御によるe-ボッチャ(e-スポーツ協議用)の開発に着手しました。特許申請中で、広島県のボッチャ協会と連携協力を進めています。
- JSTのA-STEPや公益財団の助成に採択され、重度肢体不自由の障がい者でも自助で利用可能な視線入力制御機能を用いたセルフケア・リモートケアロボットの開発に着手しました。海外製品よりもかなりローコストで、精度の高いロボットの実装により、障がい者、介護者のQoL向上が期待されます。
(今後の展望) 熊本の実践活動を、全国の高専ネットワークで全国への展開を進めていきます。
令和3年度の目標・活動計画
- ATライブラリ内にAT研究リポジトリの立上げ
- 学生が参加する高専OB・OG連携によるMESH講座の開催
- 特別支援学校との教員研修会における支援
- 地元自治体の社会福祉協議会との連携による地域相談会
その他、関連授業カリキュラムの実施、高専発AT支援機器キットの製作会と利活用講座の開催、成果発信を行います。