専攻科

専攻科は、急速に進む科学技術の国際化と高度化に対応するために、本科5ヶ年の技術者教育で修得した工学の基礎知識と技術をさらに発展させる目的で設置されています。

専攻科の目的および各専攻の教育上の目的は、以下に示すとおりです。

専攻科の目的

専攻科は、高等専門学校における教育の基礎の上に、精深な程度において工業に関する高度な専門的知識および技術を教授研究し、もって広く産業の発展に寄与する人材を育成することを目的とする。(学則第57条)

専攻科の教育上の目的

  • 電子情報システム工学専攻

電子情報システム工学専攻は、電子情報技術および応用技術の高度化・グローバル化に対応して、電子情報系の専門知識・技術とコミュニケーション力を身に付け、複合領域にも対応できる幅広い視野と柔軟な創造力を備え、かつ健全な精神を持った広く産業の発展に貢献し国際的にも活躍できる技術者の育成を目的とする。

  • 生産システム工学専攻

生産システム工学専攻は、準学士課程における機械知能系・建築社会デザイン系・生物化学系の何れかの複合型専門を基礎として、モノづくりの基礎をデザインしこれを展開して、国際的な視点に立ったイノベーション創成を担うことのできる高度な開発技術者および地域産業の発展に貢献できる技術者の育成を目的とする。

育成する人材像

上記の目的を達成するため、専攻科では以下の技術者の育成を目指します。

  1. 日本語および英語のコミュニケーション能力を有し、国際的に活躍できる技術者
  2. ICTに関する基本的技術および工学への応用技術を身に付けた技術者
  3. 多分野における技術の基礎となる知識と技能、およびその分野の専門技術に関する高度な知識と能力を持ち、複眼的な視点から問題を解決し、産業技術分野への活用を実践できる技術者
  4. 知徳体の調和した人間性および社会性・協調性を身に付けた技術者
  5. 広い視野と技術のあり方に対する倫理観を身に付け、社会への貢献意識を持つ技術者
  6. 知的探求心を持ち、問題解決へ向けて主体的、創造的に取り組むことができる技術者

専攻科の目的並びに教育上の目的、育成する人材像、学習・教育到達目標の関係

建学の精神、本校の目的・理念に基づき、専攻科の目的が定められ、学生の志向・適性に応じた教育を受けられるように2専攻を設け、それぞれに教育上の目的が設定されています。さらに、教育理念を体現した技術者像である育成する人材像が定められおり、その人間に備わる個々の能力を示したものが学習・教育到達目標です。本校の目的・理念を実現するために、教職員が配置され、施設設備が配備され、カリキュラムが編成されています。授業科目と学習・教育到達目標との対応は、シラバスに記載してあります。

本専攻科は、2つの専攻が熊本キャンパスと八代キャンパスに分かれて設置されますが、複合化した新領域への技術分野への対応を考慮して編成しています。