本校の目的・理念、育成する人材像

目的

本校は、教育基本法の精神にのっとり、学校教育法および独立行政法人国立高等専門学校機構法に基づき、深く専門の学芸を教授し、職業に必要な実践的かつ専門的な知識および技術を有する創造的な人材を育成することを目的とする。

理念

本校は、専門分野の知識と技術を有し、技術者としての人間力を備えた、国際的にも通用する実践的・創造的な技術者の育成および科学技術による地域社会への貢献を使命とする。

育成する人材像

本科(準学士課程)で育成する人材像は、以下に示すとおりです。

  1. 日本語および英語のコミュニケーション能力を有する技術者
  2. ICTに関する基本的技術および工学への応用技術を身に付けた技術者
  3. 各分野における技術の基礎となる知識と技能およびその分野の専門技術に関する知識と能力を持ち、複眼的な視点から問題を解決する能力を持った技術者
  4. 知徳体の調和した人間性および社会性・協調性を身に付けた技術者
  5. 広い視野と技術のあり方に対する倫理観を身に付けた技術者
  6. 知的探求心を持ち、主体的、創造的に問題に取り組むことができる技術者

本科(準学士課程)での学習・教育到達目標

(1) 日本語および英語のコミュニケーション能力を有する技術者
1-1:日本語における適切な文章表現および口頭の意思伝達ができる
1-2:日常的に使用される英語で書かれた文書の概要・要旨がつかめる
1-3:自分の考えを簡潔な英語で表現できる

(2) ICTに関する基本的技術および工学への応用技術を身に付けた技術者
2-1:ICT技術に関する基礎的技術を身に付ける
2-2:種々の情報を分析する技術を身に付ける

(3) 各分野における技術の基礎となる知識と技能およびその分野の専門技術に関する知識と能力を持ち、複眼的な視点から問題を解決する能力を持った技術者
3-1:工学の基礎となる数学・自然科学の基礎知識を身に付ける
3-2:多様な専門分野の関連性を理解することができる
3-3:基礎知識を活用して工学的問題を理解し、説明できる
3-4:基礎的な実験技術を身に付ける

(4) 知徳体の調和した人間性および社会性・協調性を身に付けた技術者
4-1:広い視野で物事を考えることができる
4-2:日本と世界との関わりに関心を持つことができる
4-3:社会参加のための、人間的基礎力を身に付ける
4-4:グループでの活動に参加し、その中で協調して役割を果たせる

(5) 広い視野と技術のあり方に対する倫理観を身に付けた技術者
5-1:技術者が持つべき倫理観の必要性を認識できる
5-2:社会における倫理的な問題を認識することができる

(6) 知的探求心を持ち、主体的、創造的に問題に取り組むことができる技術者
6-1:好奇心と探究心を持って、得意とする専門分野の課題に取り組むことができる
6-2:得意とする専門分野の知識、技術を身に付け、社会との関連を理解できる
6-3:主体的に継続的に学習できる

学科の教育上の目的

  • 情報通信エレクトロニクス工学科
    情報通信エレクトロニクス工学科は、情報通信とエレクトロニクスの専門技術とともに両者を融合した技術を身に付け、情報通信とエレクトロニクスに対する高度化、多様化したニーズに応えられる技術者の育成を目的とする。
  • 制御情報システム工学科
    制御情報システム工学科は、電気・電子工学、情報工学、計算機工学および計測・制御工学の基礎技術を身に付け、これを基盤として制御と情報の関連技術を融合し、ソフトウェアとハードウェアを統合した制御情報システムを実現できる技術者の育成を目的とする。
  • 人間情報システム工学科
    人間情報システム工学科は、ソフトウェア・エレクトロニクス・ヒューマンウェアの技術を加味した情報工学を基本に、人の生活に役立つ情報システムづくりの基礎を身に付け、社会のニーズに応えられる感性豊かな技術者の育成を目的とする。
  • 機械知能システム工学科
    機械知能システム工学科は、 「機械工学」を基本として、「電気・電子・制御・情報・通信システム」等の幅広い技術分野にも対応しながら、様々な生産活動の場において総合エンジニアとして「モノづくり」に貢献できる技術者の育成を目的とする。
  • 建築社会デザイン工学科
    建築社会デザイン工学科は、建築学の専門基礎技術に、土木工学、情報通信技術、計測技術を加え、自然環境、防災、文化、歴史に配慮し持続可能な社会の実現をめざす、建設構造物の設計・施工、地域づくりやまちづくりに貢献できる技術者の育成を目的とする。
  • 生物化学システム工学科
    生物化学システム工学科は、生物科学と化学の専門基礎技術に情報電子技術を加え、生物の持つ様々な機能を工学的に応用するバイオ技術を駆使して、医薬医療・食品・化学等の産業分野で展開されている「先進的で高度なモノづくり」に貢献できる実践的バイオ・ケミカル技術者の育成を目的とする。

本校の目的・理念並びに育成する人材像、学習・教育到達目標、学科の教育上の目的の関係

建学の精神、本校の目的・理念に基づき、育成する人材像が定められ、具体的に身につけるべき能力を示したものが学習・教育到達目標です。また、学生の志向・適性に応じた教育を受けられるように学科の教育上の目的が定められています。本校の目的・理念を実現するために、教職員が配置され、施設設備が配備され、カリキュラムが編成されています。