校長挨拶

校長 荒木 啓二郎

国立高等専門学校は、「創造性のある実践的技術者の育成」ということを標榜して、日本の高度経済成長を支える人材を輩出してきたということは広く認識されているところでございます。長年に亘って、高専の出身者は、産業界や教育界から高く評価されています。

熊本高等専門学校は、熊本キャンパスと八代キャンパスの二つのキャンパスを有しており、両キャンパスあわせて、6学科、2専攻、3センターからなる組織で、5年間(専攻科を含めると7年間)一貫して専門性の高い高等教育を実施してまいりました。

近年の社会の変化は非常に激しいものがあり、科学技術の進化発展が社会に及ぼす影響も大きくなっています。グローバル化・国際化や少子高齢化という大きな潮流とも相俟って、人々のライフスタイルや価値観の変化ももたらしています。このような状況の中、高専も従来の実践的技術力のみならず、創造性や柔軟性も兼ね備えて、イノベーションを創出して国際社会を牽引する人材を育成することが要求されています。

この度の新型コロナウィルス感染症 (COVID-19) への対応で遠隔講義やテレワークの活用を推進して、新たな社会の実現につながる契機を得ました。また、熊本高専に新たに建設されます国際寮を核にして、熊本高専のみならず他の高専や大学ならびに地域社会や企業との連携も含めて、より広くより多様でより深い国際交流と異文化理解を推進してまいります。

熊本高等専門学校では、豊かな歴史と文化をもち、恵まれた自然環境のもとで、学生がじっくり腰を据えて基礎力と実践力を養い、地域社会との連携や各種コンテストや国際交流などに積極的にチャレンジして、逞しさとしなやかさを身に付けた、将来の日本ならびに世界に貢献する人材となるよう育成することを目指します。

このような学生の教育・指導を核にして、教職員も、熊本高専の伝統と実績をふまえて、先進的な研究開発と地域連携・国際連携に寄与する活動を推進することに務めます。