専攻科の目的および育成する人材像

専攻科は、科学技術の高度化と国際化に対応するために、高等専門学校の5ヵ年で修得した教育の基礎の上に、精深な程度において工業に関する高度な専門的知識および技術を教授研究し、もって広く産業の発展に寄与する人材を育成することを目的とした教育課程です。
本校では、本科の6学科を、「電子情報システム工学専攻」と「生産システム工学専攻」の2専攻にまとめ、高度の知識・素養とともに複合領域に対応できる幅広い視野を身に付けた実践的・創造的技術者の育成を目指します。
2つの専攻では、本科4年生から専攻科2年生までの4年間を、日本技術者教育認定機構(JABEE)に対応した「電子・情報技術応用工学コース」及び「生産システム工学」の2つの教育プログラムと専攻科2年間の教育課程だけからなる教育プログラム「電子情報技術専修コース」を設定しています。

専攻科の目的および各専攻の教育上の目的は、以下に示すとおりです。

専攻科の目的

専攻科は、高等専門学校における教育の基礎の上に、精深な程度において工業に関する高度な専門的知識および技術を教授研究し、もって広く産業の発展に寄与する人材を育成することを目的とする。(学則第57条)

電子情報システム工学専攻の教育上の目的

電子情報システムエ学専攻は、電子情報技術および応用技術の高度化・グローバル化に対応して、電子情報系の専門知識・技術とコミュニケーションカを身に付け、複合領域にも対応できる幅広い視野と柔軟な創造力を備え、かつ健全な精神を持った広く産業の発展に貢献し国際的にも活躍できる技術者の育成を目的とする。

生産システム工学専攻の教育上の目的

生産システムエ学専攻は、準学士課程における機械知能系・建築社会デザイン系・生物化学系の何れかの複合型専門を基礎として、モノづくりの基礎をデザインしこれを展開して、国際的な視点に立ったイノベーション創成を担うことのできる高度な開発技術者および地域産業の発展に貢献できる技術者の育成を目的とする。

育成する人材像

上記の目的を達成するため、専攻科では下記の技術者の育成を目指します。

  1. 日本語および英語のコミュニケーション能力を有し、国際的に活躍できる技術者
  2. ICT に関する基本的技術および工学への応用技術を身に付けた技術者
  3. 多分野における技術の基礎となる知識と技能、およびその分野の専門技術に関する高度な知識と能力を持ち、複眼的な視点から問題を解決し、産業技術分野への活用を実践できる技術者
  4. 知徳体の調和した人間性および社会性・協調性を身に付けた技術者
  5. 広い視野と技術のあり方に対する倫理観を身に付け、社会への貢献意識を持つ技術者
  6. 知的探求心を持ち、問題解決へ向けて主体的、創造的に取り組むことができる技術者

より詳しい専攻科の内容については,下記専攻科のページをご覧ください.