高専生の「社会的課題に対するIoT技術を活用した協働的解決に向けて行動変容する態度」を育成するプロジェクト

プロジェクト期間 令和2年度~

リーダー:リベラルアーツ系理数Gr 准教授 山崎充裕
メンバー:
企画運営部 教授 光永武志
リベラルアーツ系総合科学Gr 准教授 岩田大助
リベラルアーツ系理数Gr 准教授 菊池耕士
リベラルアーツ系人文Gr 助教 有働万里子

プロジェクト概要

本プロジェクトは、高専生が、社会的課題について学習した後、問題解決技法を用いてその本質を分析し、その学びを発信するための手段として、小中学生向けワークショップの授業設計・授業実践・振り返りを行います。本取り組みを通じて、高専生の「社会的課題に対するIoT技術を活用した協働的解決に向けて行動変容する態度」を育成するとともに「分野横断的能力の向上」を図ります。

令和4年度の目標・活動計画

1、2年生全員を対象に本プロジェクトの目的達成を目指した取り組みを実施し、16%に相当する学生の小中学生向けワークショップ実践への参加を目標とします。

  • 問題解決技法に関する学習
  • 社会的課題に関する学習
  • 共生社会実現をテーマとしたワークショップの体験
  • キャリア教育セミナー

令和3年度の活動報告

科目「リベラルアーツ入門」(1年生)において、熊本の「水」に関する文化、歴史を再認識し発信する活動を通じて、多様な視点から批判的に思考するとともに、世界の水問題解決のために行動を起こす態度を育成しました。さらに、小中学生向け講座を開催し、学習成果をもとに解説役を務めました。科目「リベラルアーツ実践Ⅰ」(2年生)において、3年生学生が講師役となり体験講座を実施しました。さらに、有志学生を募り、小中学生向けワークショップを開催しました。また、外部協力者の指導・監修の下、授業設計および振り返り活動の質の向上を図りました。

活動の様子

(今後の展望) 「発散思考」「収束思考」「メタ認知思考」の育成手法として着目されている質問づくり(QFT)、人生120年時代を見通したキャリア発達支援などの先進的教育手法を高専教育における習慣化された学びに転換します。

令和3年度の目標・活動計画

本科1、2年生全員を対象に、社会的課題に関する学習を実施します。その中から有志を募り、小中学生向けワークショップの授業設計・授業実践・振り返りを行います。本プロジェクトの目的は高専生の課題解決における振り返り手法の習得です。本取り組みの成果指標として、本科1、2年生のそれぞれ16%の学生が小中学生向けワークショップの実践等に参加し振り返り手法を実体験することを目標としています。

実践する主な取り組み

  • 問題解決技法に関する学習
  • 社会的課題に関する学習
  • 共生社会実現をテーマとしたワークショップの体験
  • 水環境をテーマとしたワークショップの体験
  • キャリア教育セミナー