DXネットワークプロジェクト(DXNP)

プロジェクト期間:令和3年度~

リーダー:MI-Gr 教授 田中裕一
メンバー:
地域協働プロジェクトGr 助教  森下功啓
企画運営部 教授  小田明範
情報セキュリティGr 教授  藤本洋一
情報セキュリティGr 教授  小島俊輔
情報セキュリティGr 教授  村田美友紀
理数Gr 教授  五十川読
企画運営部 教授 上久保祐志
AP-Gr 教授 湯治準一郎

プロジェクト概要

AI、ICT、ロボット、ビッグデータ等を活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)を実践し、本学内外にネットワークを形成して、成果を報告するプロジェクトです。

今年度の目標・活動計画

目標

DXNPの活動を紀要に投稿します。またDXNPに参加してくれそうな学内教職員に声をかけ、3月に対面及び学内配信形式の報告会を実施し、一人一件以上発表することを目標としています。学生、学外関係者にも参加してもらう予定です。

活動計画

5月にKO MTGを行います。 DXNPの活動を紀要に投稿し、 1、2か月に1回程度のMTGを開催し、情報を共有し、取り組みの概要と進捗を報告します。相互に意見を出し合って、協力します。3月に報告会を開催予定です。

令和4年度の活動報告

5月13日(金)にキックオフMTGを開き、昨年度総括、今年度計画について話し合い、1~2か月に1回MTGを開催しました。令和5年3月15日(水)に報告会を実施しました。

  • やつプロ2022(藤本、小島、村田、田中)
    1月8日(日)、第26回 八代こども科学フェア開会式で、第2回八代市小学生プログラミングコンテスト表彰式。
  • アイデアロボット甲子園(湯治)
    11月12日(土)、熊本大会で、1年機械知能システム工学科の西美咲希さんが「自動ペットボトル分別・洗浄機」で最優秀賞、1年機械知能システム工学科の末冨泰治君が「スーパーしゃくとり虫号」で優秀賞。西さんは、1月28日(土)、大阪工業大学で開催される全国大会に出場。
  • アサリ被覆網管理(湯治)
    被覆網の効果を検証するためにアサリの数、生育状態を調べて記録、県南広域本部に報告している作業をデジタル化。網にQRコードを付けて、スマホで網の設置時期・場所の確認、数や生育状況の入力・閲覧する。5年機械知能システム工学科の井本絢也君がアサリ生育調査用器具の設計製作。八代漁協、県南広域本部水産課等と協働。
  • 学務課DX(小島、小田)
    生産システム工学専攻1年の古川照英君のテーマ。教務関係の学生手続きについて、電子申請ができないかと検討中。学生へのアンケートを実施。
  • 選果データを利用した予測モデル開発(田中、五十川、森下)
    株式会社 ソフトビルからの「選果データを利用した出荷予測モデル構築」、「段取りAIシステム」①日々の作業指示を最適化するAIの構築、②計画内容を診断するAIの構築 についての相談対応。
  • サイバーセキュリティ、ネットワーク更新(藤本)
    高専機構サイバーセキュリティ人材育成事業(K-SEC)拠点整備予算により、環境復元ソフト(Net eRecovery)導入端末50台貸与可。統一ネットワーク更新。
  • 数学授業でのコンピュータ利用について(五十川)
  • 小河川用の水位の計測デバイス、鳴き声による野鳥識別(森下)
  • 学生募集申し込み等の電子化(村田)
  • 体育館の自動清掃・点検ロボット(森下)
    熊本市内の文化施設を管理している団体から技術相談(背景:体育館の掃除、破損のチェック、省力化)。トヨタの財団に予算申請中。

今後の展望

メンバーで相談し、令和5年度も継続することになりました。

令和3年度の活動報告

4月にキックオフミーティングを行い、その後1~2ヶ月に1回ミーティングを開催して、進捗を共有しています。本プロジェクトの前身である、IoT共通基盤整備プロジェクトの成果を熊本高専研究紀要にまとめました。

8月27日(金)、氷川町職員ICT研修を実施し、「小中学校のこれからの学習について」および「国や自治体のDXについて考える」の2テーマについて講演を行いました。

7月26日(月)に郡築小学校、9月8日(水)に八竜小学校でプログラミング教室を実施しました。

8月21日(土)、22日(日)、プログラミング言語Scratch入門講座を実施しました。第1回八代市内小学校プログラミングコンテスト(やつプロ2021)を実施しました。

業務のデジタル化について、事務職員にアンケートをとって、課題等を抽出し、改善・検討案をまとめて、事務職員で共有してもらいました。

高専高度化推進経費については、テーマ「多様な社会連携・地域連携活動を持続可能にするモデル化事業」が採択され、プロジェクトの一つとして活動しました。

日本資源興業株式会社、旭精機工業および野鳥の会八代市支部との取り組みも進んでいます。

やつしろ×Tech(クロステック)コンソーシアムに参加し、DXNPは窓口となります。

ロボットアイデア甲子園熊本大会に出場し、熊本キャンパスの3年生が準優秀賞で全国大会へ進み、八代キャンパスの1年生は優秀賞をもらいました。