令和6年3月15日(金)、「氷川町の空き家リノベーション計画」の報告会を実施しました。
建築社会デザイン工学科では、氷川町と熊本高等専門学校の連携協力に関する包括協定に基づき、令和5年度、同町の空き家バンクに登録されている空き家を調査し、そのリノベーション案を作成・提案するプロジェクトを実施しています。
本プロジェクトは、一見して低く評価されがちな物件にも個々の魅力があり、その特性を活かしつつよりよい住まいに磨き上げられる可能性を示して空き家バンク制度の推進へとつなげること、また学生たちが現実の建物を対象に設計を体験することを目的に実施しているもので、建築社会デザイン工学科2~5年生の13名が参加しています。
今回の報告会では、副町長をはじめとする氷川町職員の方々を本校に迎え、半年間の取り組みの成果として4チームがそれぞれの作品を提案し、質疑や意見交換を行いました。またあわせて、本プロジェクトのメンバーで、氷川町の町営住宅をリノベーションする卒業設計に取り組んだ学生が、作品「かしまし団地は丘の上」を発表しました。
町の現在の住宅事情や政策・実務上の観点なども踏まえながら、有意義な意見交換を行うことができました。