本校教員が短歌の提供などで映画製作に携わりました。

2022.10.04 2022.10.05

リベラルアーツ系人文グループ 池田 翼 講師が短歌の提供などで、映画『あの子の夢を水に流して』の製作に携わりました。

映画『あの子の夢を水に流して』キービジュアル / ©2022「あの子の夢を水に流して」制作委員会

この映画は、幼い子を亡くした女性・瑞波が故郷の熊本・八代に戻り、幼なじみとともに豪雨災害の傷跡が残る球磨川を巡りながら命の鎮魂と再生に向き合う物語です。

脚本に提供された短歌は、令和2(2020)年7月豪雨の経験を連作短歌「河床の夢」にまとめ、同人誌『木綿葉』(第15号)に発表されたものです。

文芸同人誌『木綿葉 』第15号に掲載された連作短歌「河床の夢」冒頭

短歌は本編にて引用されているほか、映画公式HPにも掲載されています。(令和4年10月現在)

【外部サイト】『あの子の夢を水に流して』公式HP
https://anoko-no-yume.com/

映画のテーマとなっている令和2年7月豪雨と引用された短歌との関わりについては、池田教員が下記の記事で解説しています。(令和4年10月現在)

【外部サイト】MOTIONGALLERY 熊本・球磨川に流れる「生命」と向き合う、遠山昇司監督の新作映画『あの子の夢を水に流して』を、多くの人に届けたい!アップデート記事vol.3「令和2年7月豪雨(熊本豪雨)と本作に引用された短歌について」
https://motion-gallery.net/projects/anoko_no_yume/updates/43103

また、映画監督の 遠山 昇司 氏は八代市出身であり、令和3年度の「リベラルアーツ実践Ⅰ(本科2年)」では、外部講師として「アートとデザイン/偶然と運命」と題しご講演いただきました。

令和3年12月24日(金)「リベラルアーツ実践Ⅰ」での遠山監督講演

映画『あの子の夢を水に流して』は令和4年12月に熊本先行上映、令和5年には全国公開予定です。ぜひご覧ください。