令和5年11月10日(金)、熊本キャンパス3・4年生を対象に、講演会「高専の学生のアントレプレナーシップマインドを育てる」を実施しました。本講演会は、ファーストペンギンズプロジェクトのひとつ「本校出身起業家による講演」として企画したものです。
講師の Le Hai Doan 氏はベトナムより本校の3年次に編入され、卒業後は東京工業大学に編入、日本のNTTドコモへの就職を経て、現在はベトナムで法律事務所を運営されています。
講演では挑戦することの大切さやリスクの考え方に関して、「何事にもリスクがあるのは当然のこと。どういうことがどのくらいの割合で起こるのか、それも計算して行動する。リスクがあるからやらないのでは、何も起こらない」「学生のうちに多くのことを経験しておいた方がいい。海外へ行くのも、社会人になってからでは制限が出てくる。ぜひ今のうちに」など、学生の意欲を引き出す話が多くありました。
学生からは、「講演・講義で学んだこと、得たこと」として、以下のような感想が挙がりました。
- 実際に起業したり、留学したりした経験をお話ししていただいて、挑戦しないことのリスクを学びました。挑戦することにもリスクはあるけど。挑戦しないと新しく得るものがないというリスクがあるのだと感じました。
- 挑戦する時リスクはつきものだが、そのリスクとは自分の行動の仕方に左右されるため、そのリスクを挑戦する前に計算しリスクをコントロールすることが大事である。そうすることで挑戦に踏み出せる。
- 自分が将来海外研修に行く際に、やはり英語が必要になる。英語は大事。
- 日本語で難しい工学を学ぶことも大変なことなのに、日本の企業に就職するというチャレンジ精神を見習いたい.
- 大学、高専では好きなことを深く学んでおき、経験は分野問わず多く積んでおくことが大切である。また、挑戦する際にはもちろんリスクが発生するが、よく分析し、回避や対策をすることで挑戦に向き合いやすくなり、得られる報酬が大きいのであれば尚更挑戦すべきである。