グローバルリーダーシップ育成センター副センター長 井山 裕文教授が、ERASMUS+交流協定により、クロアチア共和国のスプリット大学(University of Split)にて研修を受けました。研修については、次のように報告されています。
スプリットという街はローマ帝国時代からの遺跡や、近郊に中世の要塞が残っており、海に近いためヨーロッパ諸国から船で訪れる人が多い街です。この地域一帯はユネスコ世界遺産にも登録されています。
本校とのERASMUS+交流協定により2023年6月27日からスプリット大学の機械工学科 ロブレ・クルストゥビッチ・オパラ教授の研究室にて研修を受けました。ERASMUS+とはEU諸国とそれ以外の国との間で、学生、教職員の留学、交流を行うための制度であり、交通費、滞在費などが支給されます。
オパラ教授の研究室は、落錘式衝撃試験機が近年導入され、様々な材料の高速打ち抜きや高速引張・圧縮試験を行うことが可能です。私の研究室では衝撃工学に基づいた材料加工の研究を行っており、共同研究としての発展性を見出すことが出来ました。 事前にプロジェクト毎に交流協定を結ぶことが必要ですが、学生の皆さんもこのERASMUS+の制度を利用してスプリット大学で研修を受けることができます。
グローバルリーダーシップ育成センターでは、このような学術交流を活性化することにより教育研究の推進、またその波及効果として国内および地域のために貢献していこうと考えております。
- 落錘式材料試験機
- スプリット大学からの風景
- スプリットの街並み