令和5年1月7日(土)、八代キャンパスにて、小学4年生から中学2年生を対象とした公開講座「プログラミングでなるほど理科実験！」を実施し、18名の小中学生にご参加いただきました。講師は八代キャンパスの学生6名が担当し、事前の準備から当日の説明や演習・実験の指導まで学生が中心となって実施しました。

今回は、パソコンやタブレット上でブロックを操作して感覚的にプログラミングし、手軽にIoTを実現できる電子タグ「MESH(メッシュ)」を用いた理科実験講座を行いました。前半はMESHの簡単な使い方やプログラミングの基礎を学び、後半はMESHブロックを組み合わせて作った測定環境で理科実験を実施しました。

理科実験のテーマは「色による温まり方の違い」で、MESHの温度・湿度ブロックをいろいろな色の箱に入れ、白熱灯を当てた後の温度変化を測定しました。測定結果は全体で共有し、色による温まり方の違いを確認しました。最後には、今回講師となった学生たちをご指導いただいた八代市理科支援員の宮崎尚生先生に、分光器を用いた光の反射吸収に関する補足説明を行っていただきました。

今回のMESHを用いた講座は、学生たちにとって初めての試みで、うまくいかなかった点もありましたが貴重な経験となりました。参加者アンケートも好評で、改善に向けてのご意見もいただきました。次は今回の内容をさらにブラッシュアップし、再度学生が中心となって、2月下旬に小学校でMESHを用いたSTEAM連携授業を実施する予定です。