第21回高専ハカセ塾(八代キャンパス会場)を実施しました。(1/15)

2022.01.28

令和4年1月15日(土)、熊本高専八代キャンパス会場で開催した第21回高専ハカセ塾では、「葉脈しおりをつくろう!」及び「クロミズムって何?」を実施しました。

12月に八代キャンパス会場の成果発表会を実施しましたが、今回は、今年度のハカセ塾応募者にも案内し、受講生間の交流と来年度の講座案内も兼ねて2本立ての講座を企画しました。しかし、感染症が急激に拡大する中、オンラインでの参加希望者が増えたため、急遽、オンラインと対面のハイブリッド型で講座を実施しました。

一つ目の講座「葉脈しおりをつくろう!」の講義及び実験の指導は、リベラルアーツ系の上土井教授が担当しました。まず、対面での参加者は、葉脈しおりにするヒイラギやヤブツバキなどの葉を構内で取り、その葉を薬品で煮ました。煮る時間を利用し二つ目の講座を先に実施した後、葉肉を歯ブラシでこすって取り除き、ラミネートフィルムで挟んだりレジンで固めたりしてしおりやオブジェを作りました。

二つ目の講座「クロミズムって何?」の講義及び実験の指導は、拠点化プロジェクト系の二見准教授が担当しました。物質の色などが外部の刺激により可逆的に変化する現象であるクロミズムについて、実験を行いながら学習しました。講座では、溶媒により色変化するソルバトクロミズム、温度変化により色変化するサーモクロミズム、光により色変化するフォトクロミズムについて実験を行い、オンラインの参加者にも色を確認してもらいながら講座を進めました。

今回、対面での参加者が2名、オンラインでの参加者が9名でしたが、オンラインでの参加者からも質問があり、積極的に参加してくれましたので、ハイブリッド型としてうまく講座を行うことができました。今回で、八代キャンパス会場の講座は終了し、3月5日には、4会場合同の成果発表会として、第4回小・中学校ジュニア学会(https://kumamoto-nct.ac.jp/announce/2021/12/20211224a/)をオンラインで開催します。一般の小中学生の発表や参加も可能ですので、ぜひご参加ください。さらに、4月には、令和4年度の受講生募集を行いますので、多くの方のご応募をお待ちしております。