第14回高専ハカセ塾
令和3年11月6日(土)、熊本高専八代キャンパス会場で開催した第14回高専ハカセ塾では、「魚とえびの解剖」を実施しました。
講義及び実習の指導は、生産システム工学系BCグループの吉永准教授が担当しました。まず、魚の解剖では、各グループで協力してタイやアジの解剖を行い、えらや内臓を観察しました。次に、えびの解剖では、外観・頭部・腹部などの観察を行い、魚とえびの内臓の違い等を調べました。今回の実習では、グループで協力して魚類と甲殻類の解剖を行いながら、体のつくりをじっくり観察し、魚類と甲殻類の体の構造の違いを学習しました。
実習後には、担当スタッフごとに分かれて、自由研究の確認および実験を行いました。また、全日本小中学生ロボット選手権九州北部予選に出場する受講生は、大会本番に向けて、競技フィールドを使った練習を行いました。
第15回高専ハカセ塾
令和3年11月13日(土)、熊本高専八代キャンパス会場で開催した第15回高専ハカセ塾では、「きのくにロボットフェスティバル2021全日本小中学生ロボット選手権九州北部予選」に参加する受講生の競技動画を撮影しました。
八代会場からの北部予選出場は2名でしたが、翌日14日(日)に有明高専で開催される北部予選に対面では参加せず、八代キャンパスで競技の様子を撮影し、動画による北部予選出場となりました。2名とも工夫した面白いロボットでしたが、翌日の北部予選の結果では、惜しくも地区代表には選ばれませんでした。しかし、今後の研究のためにも良い経験になったようでした。
第16回高専ハカセ塾
令和3年11月20日(土)、熊本高専八代キャンパス会場で開催した第16回高専ハカセ塾では、「冷たい世界を体験しよう!(液体窒素、超伝導)」を実施しました。
講義及び実験の指導は、拠点化プロジェクト系の東田教授が担当しました。まずは、物質の構造や状態変化について学習した後に、液体窒素の観察や温度測定を行いました。次に、液体窒素を利用していろいろな物を冷やして、低温による物質の変化を調べました。用意した花は、カチカチになり皮手袋をした手で握るとバラバラにくずれ、カラーボールは床に落とすと割れてしまいました。受講生も各自で気になる物を持ってきて、液体窒素で冷やしてその変化を観察しました。さらに、風船やビニール袋を用いて、温度や状態変化による体積変化についても調べました。また、空気、酸素、二酸化炭素などの気体も冷却し、その変化を観察しました。特に液体酸素の薄い青色には興味を持った様子でした。最後に、高専生が作成したネオジム磁石の上で、超伝導体が浮上するマイスナー効果についても実験を行いました。逆さまにしても落ちない様子に、さらなる探求心が芽生えたようでした。 講座後には、担当スタッフごとに分かれて、自由研究の確認や実験を行いました。実験や結果の分析が進んでいる受講生には、12月18日(土)の成果発表会に向けて、学生メンターの指導を受けながら発表資料の作成も行いました。