令和3年10月18日(月)、山鹿市在住の元中学校教員・冨田巖氏が来校され、ご著書『氷濤』を1クラス分寄贈していただきました。同書は菊池市、山鹿市、玉名市内の高校など11校で集団読書の時間に活用されているとのことで、本校でも国語の授業等で使用する予定です。
戦国末の肥後国衆一揆で菊地城(守山城)は陥落しましたが、その際に討ち死にした家老の冨田家治が同氏のご先祖に当たるそうで、その親族を題材にした小説です。「校門前の国道は、1587年7月末に佐々成政軍6千の軍勢が隈府の守山城を攻めるために通った所縁の道路」と冨田氏は語られ、本校学生にとっても興味深い内容だと思われます。本書は先日の熊本日日新聞(10月16日)でも紹介されていました。同氏は元英語教師で、熊本日豪協会の理事も務められるほか、アマチュア無線など幅広い活動をなさっています。