高専ロボコン九州沖縄地区大会に参加しました。(10/29)

2017.11.09

 アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2017九州沖縄地区大会が10月29日 (土) に大牟田市で開催され、9高専20チームが参加しました。今大会は、本陣に10個の風船を取り付け、敵陣の風船をより多く割ったチームが勝利する競技でした。ロボットは刀と各チームオリジナルの秘密道具を使って風船を割ります。ロボットに取り付けた5個の風船が割れると、そのロボットは動くことができなくなります。各々2台のロボットが本陣とロボットの風船を守りつつ敵陣を攻める駆け引きが会場を盛り上げました。
 大会には両キャンパスより2チームずつ、計4チームが参加して競技に臨みました。熊本キャンパスAチームがアイデア賞、特別賞 (東京エレクトロン株式会社) を受賞し、全国大会に出場することになりました。また、八代キャンパスAチームは特別賞 (田中貴金属グループ賞) を受賞しました。大会前に両キャンパスで実施する合同ロボコン大会では、練習試合形式で互いのロボットを披露し、意見交換を行っています。
 全国大会は12月3日 (日) に東京の有明コロシアムにて開催予定です。当日は競技模様が生放送にて全国放送 (15:05~17:00) される予定です。皆様の応援をお願いいたします。

  • 両キャンパス集合写真 (合同ロボコンにて)
  • 全国大会出場報告

熊本キャンパスAチーム「蜂部 蜂蔵」 アイデア賞、特別賞 (東京エレクトロン株式会社)  全国大会出場

 熊本キャンパスAチームは、蜂のように、素早く攻撃し、本陣を制圧するテーマをもとにロボットを製作しました。秘密道具は、働き蜂をモチーフにした散弾を自作のエアシリンダを用いて、スタート直後に放ち、最速の本陣制圧を目指しました。
 2回戦より出場し、久留米高専Bチームに優勢勝ちしましたが、3回戦では都城高専Aチームの本陣攻撃を防ぐことができず、惜しくも敗れてしまいました。しかし、投射の正確さなどを評価され、アイデア賞を受賞し、全国大会への切符も掴み取ることができました。


熊本キャンパスBチーム「セルケト」 1回戦敗退

 さそり座をモチーフとした3台のロボットを製作し、その内の2台を選出して戦います。「グラフィアス」は自陣から敵陣を狙うことができる遠距離投射タイプで、100本以上の大量の小さい矢を飛ばして、まるで流星群のような美しい攻撃で風船を割ります。「シャウラ」と「レサト」は、小型で素早い動きで敵陣へ向かい、近距離投射で風船を割ります。
 対戦相手の強力な妨害や、衝突による破損で存分に力を発揮することができず敗退しましたが、テストランでは長距離と近距離の投射の見事な連携で会場を沸かせてくれました。


八代キャンパスAチーム「火の国」 2回戦敗退 特別賞 (田中貴金属グループ)

 本陣の全ての風船を一度に割る秘密道具と、80発のロケットを発射することで遠距離攻撃が可能な秘密道具を搭載した二台のロボットで試合に挑みました。試合中、相手チームの防御により秘密道具を上手く発動させることができず、初戦で敗退しました。しかし、ロケットの秘密道具の技術力が評価され、田中貴金属グループ賞を受賞しました。
 このチームは低学年が多く、来年の活躍が期待されます。


八代キャンパスBチーム「Mollux」 3回戦敗退

 海の生物を模した三台のロボットを製作して試合に挑み、ベスト8まで進みました。タコの腕をモチーフにしたムチ型の秘密道具を駆使して、初戦は相手本陣の全ての風船を割り、勝利しました。次戦でも、同じ戦法で試合を進めましたが、相手ロボットのスピードが速く、先に本陣の風船を全て割られ、敗北しました。
 このチームは低学年が多く、来年の活躍が期待されます。