3月3日 (金) 、機械知能システム工学科の毛利存教授と共通教育科の上土井幸喜教授が八代市立第三中学校3年生4クラスを対象に「霧箱による放射線の観察」の実験授業を行いました。
授業では、始めに15分位かけて放射線と放射能の違いや、半減期、自然放射線等についてパワーポイントを用いて説明しました。また、放射線測定器を用いた幾つかの放射線源の測定のデモを行いました。次に霧箱の原理の説明を行ない、ドライアイス冷却式の霧箱を用いた放射線の観察を行ないました。霧箱の中のスポンジの中にエタノールを染みこませ、ドライアイスの上に乗せ (エタノールの過冷却蒸気を作成) 実験室を暗くすると霧箱の中に放射線の飛跡が現れ、生徒達から歓声が上がりました (閃ウラン鉱を利用) 。
アンケートでは、「普段の授業では絶対出来ない実験をさせて頂きました。」「理科は一番苦手な教科で興味もぜんぜんなかったけど、今日の授業でもっと調べたりしようと思いました。」「理科は苦手だけど、今日の実験がとても楽しくて、なかなかできない経験だったので良かったと思う。見れないものが見れて感動しました。」等の意見が多数あり、生徒たちは「放射線の飛跡の観察」を体感でき、放射線についての理解を深めたようです。
- 放射線の説明
- 放射線測定器を用いた測定
- 霧箱中の放射線飛跡の観察
- 霧箱の様子