テーマ名および内容:「みそこしで紙をすくランプシェードつくり!」
平成27年6月14日(日)、熊本高専八代キャンパスにおいて、第1回「わいわい工作・わくわく実験ひろば」を開催しました。
今年第1回目の「わいわい工作・わくわく実験ひろば」は、紙を水に溶かし、絵の具で着色してペットボトルの中に入れて、振って混ぜ、取り出して「みそこし」で紙をすくランプシェードつくりに挑戦しました。八代には、江戸時代から伝わる「宮地手漉和紙(みやじてすきわし)」があります。この八代の紙すきの伝統技術を、簡単な材料と方法で実際に体験してみようという企画です。今回の講師は、建築社会デザイン工学科の森山准教授です。最初に八代の「かみ」の歴史をパワーポイントを使って学習した後、作業に入りました。トイレットペーパーとティッシュを細かくちぎって、水の入ったペットボトルの中に入れます。この「水」も、水道水ではなく、伝統的に使われているきれいな天然水を使用しています。次に、自分の好きな色の絵の具を加えて10分以上混ぜます。子どもたちや保護者の方も、思い思いに一生懸命ペットボトルを振って混ぜていました。その後、ペットボトルの中から色の付いた紙の溶液をみそこしの上に垂らして、ランプシェードの形にしていきます。形ができあがり、水分をできるだけ取った後、電子レンジで3分間乾燥します。最後に、乾燥したランプシェードの上にひもを通し、LED電球を取り付けたら出来上がりです。みそこしを使ってランプシェードの形にするところが少し難しいようでしたが、みなさん楽しく作られていました。アンケートでは、八代の伝統を学習し、実際に自分でみそこしを使う面白い紙すきを体験して楽しかった、勉強になりました、という意見が多数ありました。
今回の「わくわく実験ひろば」では子ども31名、保護者26名の計57名の参加があり、盛況に実施することができました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。