本校PBL・総合教育センター科学技術教育支援事業部では、地域と連携した出前授業、工作実験教室を実施しています。八代キャンパスでは旧八代高専地域連携センターの時代に「小・中・高・高専・大学連携科学技術教育支援機構」を組織する等、小中学校と連携した理科授業が盛んです。また、各種地域イベントにおける工作実験教室も盛んに行っています。 今年度も秋から冬にかけて多くの計画が組まれており、10月は以下のような支援を行いました。高専生もスタッフとして参画しており、サイエンスコミュニケーションの実践経験を積んでいます。 |
八代第六中学校における連携理科授業(10/5)
「中学校連携理科授業」の一環として、本年度最初の授業を八代市立第六中学校において実施しました。1年生2クラス(51名)を対象に、液体窒素で、「超低温の世界での物質の変化」を体験する実験授業です。 実験は、本校学生3人の指導のもと、生徒たちは大変興味を持って実験に取り組みましました。特に風船が液体窒素の中では、体積縮小と大気圧のため、体積がまったくなくなり、液体窒素の外に取り出すと再度膨らむ様子に歓声がわいていました。また液体窒素につけた花は、パリパリになり、ゴムボールは固くなり、床に落とすと破裂して割れる様子に非常に興味を持ったようでした。 |
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液体窒素の温度は? | マッチを近づけると? |
風船を入れると? | 液体窒素が気体になると? |
平成24年度八代地区科学発明展における工作教室(10/6)
10月6日から7日にかけて、八代市教育委員会・氷川町(組合)教育委員会主催で八代地区科学発明展が行われました。熊本高専PBL・総合教育センターからも、「こども工作教室 光を分解して虹色を分解しよう」をテーマに、CDを使って分光器を作成する工作教室を開催しました。 担当の先生の説明のあと子供たちは分光器を作りました。指導したカッパ団の学生に手伝ってもらいながら、参加の子供たちは型紙に線を引き、はさみで切り、分光器を完成させました。子供たちは、太陽の光や蛍光灯の光を実際に見て、虹色になるのを見てとても喜んでいました。 |
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光を分光するとは? | 線を引いて分光器の型を切断中 |
八代市立松高小学校における出前授業(10/15)
八代市立松高小学校において、「小学校理科ネットワーク事業」の一環として、5年生4クラスに対して「雲と台風のはなし」と題して、実験と映像を中心に出前授業を実施しました。 空気には重さがあるのか、重さがあるのになぜ重く感じないのか、雲はどのようにしてできるのかの実験と台風や竜巻など話に子供たちは熱心に聞き入っていました。体育館での授業でしたが、途中の休憩時間に実験を自分たちでやってみて歓声を上げていました。また、子供たちからも竜巻や台風の質問がたくさんありました。 |
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空気の重さを感じないのは何故? | 休み時間に子供達も実験! |
たまりんばにおける妙見祭工作教室(10/21, 28, 11/4)
10月21日(日)、28日(日)、11月4日(日)、八代市本町二丁目のまちなかホームルームたまりんばにおいて、土木建築工学科の教員、学生らが支援して、妙見祭※の亀蛇をモチーフとした帽子と甲羅の工作教室を実施しました。帽子をかぶり甲羅を背負えば亀蛇になりきることができる遊び心のある工作で、子どもたちに、より妙見祭に親しんでもらおうという取組みです。 |
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熊本高等専門学校(八代キャンパス)
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