平成23年12月7日(水)、KKRホテル熊本にて第3回国立熊本高専地域イノベーションセンターシンポジウム「放射線リスクと向き合う研究者の取り組み~国産レスキューロボット開発から耐放射線IC開発、原子力教育まで~」を開催いたしました。
シンポジウムでは熊本高専機械知能システム工学科 小田教授から「放射線・放射能の影響と原子力発電所」と題して原子力発電の仕組みや原子力発電所事故についての解説、情報通信エレクトロニクス工学科 高倉准教授から「耐放射線半導体デバイスの開発」と題して宇宙環境での半導体デバイスが受ける放射線の影響などの紹介がありました。また基調講演として、千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター副所長 小栁教授より「災害対応ロボットQuinceの開発と課題」と題して、東日本大震災以降福島原子炉建屋内で内部調査を行っているQuinceの開発の経緯や活動実績に関するご講演を賜ると共に、Quinceのデモ走行を行っていただきました。企業・大学・高専関係者など総勢101名の参加者からは相次いで質問がなされ、大変有意義なシンポジウムとなりました。