ドコモ及びNTT Comと子どもの成長機会創出に関する協定を締結しました。(6/6)

2023.06.09 2023.06.14

令和5年6月6日(火)、熊本高専は株式会社NTTドコモ (以下 「ドコモ」)、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 「NTT Com」)と、ユーザ指向プログラミング教育を通じた子どもの成長機会創出に関する協定(以下 「本協定」)を締結しました。本協定は、熊本高専、ドコモ、NTT Comが相互に連携・協力し、児童・生徒のデジタル社会への適応能力の向上のため、プログラミング能力や課題解決能力等の習得について支援し、それらの支援を通じて地域社会の発展に寄与することを目的として締結されました。

  • 締結式の様子

(写真左から、髙松洋校長、根本浩二ドコモ九州支社長、町田直 NTT Com九州支社長)

本協定における主な取り組みは以下の通りです。

プログラミングを簡易的に実施可能なデバイスの開発

あらゆる子供たちがプログラミング実装を簡易的に実施可能となるように、教育用ロボットを開発します。具体的には、熊本高専が開発したKME※1を利用し、ボタンを押すだけでembot※2を動かすことが可能となるインプットデバイスを実現します。

課題解決型共創イベントの実施

上記のデバイスを利用し、子どもたちが自分で設定した課題を解決できるような新たな開発を行うインクルーシブ※3な体験イベントを企画し、実施します。

今回の協定により、地域社会の課題解決、地域住民向けサービスの品質向上など、更なる発展が期待されます。

※1 KME(KOSEN Multifunctional Endpoint):「GEAR5.0 未来技術の社会実装教育の高度化」事業の中で開発された、要支援者のICT機器に対するアクセシビリティ(利用しやすさ)を向上させるスイッチを搭載したインターフェース(接続機器)です。

※2 embot(エムボット):ドコモの新規事業創出プログラムから生まれた、ダンボールなどの身近な素材で組み立てて、プログラミングで動かすロボットのことです。

※3  本文中の「インクルーシブ」とは、「年齢や性別、国籍、心身の障がいの有無に関係なく包括的な共生社会を目指した」と意味合いを表現しています。

  • KMEを用いた小型ロボットembot

本件に関する記事が、熊本日日新聞に掲載されました。下記リンクより記事を閲覧いただけますので、ぜひご覧ください。

熊本日日新聞 (令和5年6月7日付7面)
「障害児も簡単プログラミング 熊本高専、ドコモなど 教材開発で協定」(PDF:416KB)

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