平成28年11月30日 (水) 、八代市立千丁小学校5年生74名 (2クラス) に、機械知能システム工学科の湯治準一郎准教授が「電磁石のはたらき」をテーマに出前授業を実施しました。
まず、電磁石がコイルに電流を流したときだけ磁石になること、電流の大きさで磁石の強さが変えられること、電流の向きでN極とS極の向きを変えられることなどを説明し、その後、実際に200巻の電磁石を使って基本的な性質を確認する実験を行いました。また、クリップを電磁石だけで運ぶ実験を行ったり、電磁石が実際に使用されている例も紹介しました。DCモーター、ロボット、リニアモーターカー、リサイクル工場での空き缶の分別、ベルなどについて実物や動画を交えて紹介しました。更に、実際のDCモーターは中身が見えないため、中の構造がわかる3極モータのキットを使って電磁石と永久磁石の関係でまわる仕組みも説明しました。最後に、磁石をプラスチックコップに4個貼り付けたもの (タイミングコップ) を竹串で支え、それを電磁石でまわす実験も行いました。コップに4個の円盤磁石を貼り付けてもらい電磁石のOn-Offを切り替えることで、反発力 (吸引力) を断続的に発生し、プラスチックコップがくるくる回ることを体験してもらいました。
アンケートでは、「とても興味があるような話しばかりでとてもおもしろく、高専の先生が詳しく教えてくれました。電磁石の働きがよく分かりました。」「いろいろモーターの仕組みなどを実際にぶんかいしたりしていて楽しかったです。また、やって欲しいとおもいました。」等の意見が多数あり有意義な授業となったようです。