5年生対象にキャリア教育講演会を開催しました。(5/11、18)

2016.05.19

5月13日(水) 講師 利光宏司氏(利光法律事務所)

就職するにあたって起こり得る「働く上での法律的知識」を、事例をもとにして、法律的な立場から解説してもらいました。現実にありうる問題に学生たちは背筋が伸びる思いで聞いていました。

以下講演会に寄せた学生感想です。

  • 今回のキャリア講演会を通して、内定及び就職した際に起こり得る様々な問題の解決方法を少しではあるが、考えることができた。自分が不安に思っていた内定後の取り消しについての判例や退職届を提出してから退職できるまでの期間等、会社に勤める人間として最低限知っておかねばならない知識について聴講できて、非常に有意義な時間であった。紹介された厚労省の「知って役立つ労働法」を読み理解を深めていく。
  • これから社会に出ていく私たちにとって、対人トラブルというものは必ず付きまとってくる問題である。そんな中今回の講話で私は、契約などはしっかりと確認したうえでそれが正当であると確認し、契約を行った場合それを遵守することが大事であると感じた。法規則も社会と私たちの契約であると考えられるし、個々人間の約束事も立派な契約であるため、それらの契約ひとつひとつを蔑ろにせず生きようと思った。
  • 今日の講演は、私の将来起きるかもしれないことを例にされた話で、私が行こうとする会社に照らし合うのかと少し不安になった。一方で、自分ができることについても知ることができた。内定、退職、社内恋愛で可能なこと不可能なことがわかった。これから社会に出ると、誰でも大変なことはあるだろう。乗り越えることで成長することもできる。しかし、必要以上のストレスや苦痛を感じた場合、対処する知恵を蓄えたい。


5月18日(水) 講師 古海 勝彦先生(産業医)

今後、就職・進学を問わず把握しておくべき「働く上での医学知識」について講話を聴きました。学生たちは、働く職種により引き起こされる健康面の諸問題について、話し合ったりして積極的に耳を傾けていました。

以下講演会に寄せた学生感想です。

  • システムエンジニアという職業は、精神的にきつい仕事だとは知っていたが、病気により会社に多大な損失を与えるということは知らなかった。会社側も対策をしているにも関わらず、新卒の離職率が3割ということから、自分でも対策をしていかなくてはならないと思った。講師の方も言われたが、初心を忘れず目標をもって仕事に励み、趣味でストレス発散をしながらうつ病の対策をしていき、3割に入らないようにしたい。
  • 本日は産業医の先生を招いて、「働く上での医学知識」と題してお話を伺った。まず一般に代表的な症例をその原因と共に挙げられた。その後SEに特有の腰痛や胃潰瘍、うつ病の話をされた。特にうつ病は近年増加しており、自殺に繋がる病であると強調された。確かこの問題は国が対策を取るまでになっている。最後に100人の知り合いよりも1人の仲間と言われた。これはその通りであり、誰かに相談出来る環境作りこそ重要だと感じた。
  • 私は学校の課題で夜更かし、椅子に座って長時間のPC使用など、今回の講演の悪い見本のような生活をすることが多々ある。実際に目の痛みや体の痛みを感じたこともある。今までは一時的なものだと軽く考えていたが、今回の講演を受けて、考えを改めなければいけないと感じた。初めは軽いものでも積み重なれば、大きく重い病に繋がる。会社に入ると更にきつい生活となるかもしれない。今のうちから健康について考えねばならない。