平成27年度公開講座を実施しました。

2015.09.15 2015.09.16

本校では、本校の教育・研究の成果を広く開放し、地域社会との関わりを深める一助として公開講座を開催しています。どの講座も、参加者の皆さまは楽しく熱心に参加されていました。

「3Dプリンタでゴム銃と電子的をつくろう!」を実施しました。(8/7 -8開催)

小中学生を対象に、3Dプリンタで作成したゴム銃の組み立てと電子的の作成を行いました。3Dプリンタの実演や、ゴムを連射できる銃の作り方など、興味深く工夫しながら作業に取り組んでいました。電子的はゴムが当たるとLEDが光る仕組みで、電子工作やはんだ付けを体験し、難しい作業でしたが全員が最後まで作りきることが出来ました。

「豊前街道の湧泉巡り~和水・南関を行く~」を実施しました。(8/29開催)

8月29日(土)に平成27年度公開講座「豊前街道の湧泉巡り~和水・南関を行く~」を実施しました。熊本の水は安全で豊富だと言われてきましたが、ここ数年で汚染や枯渇が進み、問題になっています。この講座の目的は、約20年間にわたって県内約1300カ所の湧泉の調査・研究(水質・利用形態・伝説・呼称)を行った結果をもとに熊本の水環境について市民と共に考えていこうというものです。今回は豊前街道沿いにある山鹿市、和水町、南関町の7つの湧泉の現地観察をしました。豊前街道は、参勤交代道として栄え、大名行列の休憩処が設けられるなど、道沿いの町は賑わいを見せました。しかし、旧街道とはいえ和水・南関は水資源に乏しく、湧泉は貴重な存在でした。それだけに街道の四里木、七里木、八里木、十一里木周辺にある各湧泉は、大切にされていた形跡が窺えます。

それぞれの湧泉について、水質・水量の変化・利用形態・伝説などを解説し、地域住民から大切にされている貴重な水源であることを実感していただきました。特に、硝酸性(亜硝酸性)窒素による地下水汚染については、19名の受講生が強い関心を示されました。

講師は、熊本電波高専名誉教授田中浩二先生、共通教育科古江研也教授、同松上優准教授が務め、技術・教育支援センター・研究推進係の職員の皆さんにもお手伝いいただきました。

「Processing言語によるCGプログラミング入門」を実施しました。(8/20-21開催)

8月20日(木)~21日(金)にかけて、熊本キャンパスで「Processing言語によるCGプログラミング入門」を開催しました。
講座では中高生8名を迎え、コンピュータグラフィックス(CG)を題材としたプログラミングについて勉強しました。二日間を通し、図形の組み合わせで絵を描くプログラム、絵に動きを付けるプログラム、カメラの映像をリアルタイムに表示するプログラムなどを作りました。また、自分の考えた通りの動きを作るためには中学校での数学が必要になることも学びました。