本校本科生が「サイエンス・インカレ」に出場しました。(2/28-3/1)

2015.03.10

文科省主催第4回サイエンス・インカレ(2月28日神戸国際会議場)において、人間情報システム工学科5年久恒冶君がポスター発表を行いました。

サイエンス・インカレは、書類での1次審査、口頭・ポスターでの2次審査からなり、学生が主体的に取り組んだ研究発表の場です。全国の大学生を中心に計291件の応募があり、1次審査をクリアした172件の発表がありました。この中で高専からは13件が発表しました。審査員と真剣勝負のやりとりを行い、学生の意識を高めるものでした。

発表内容

陸上競技ジュニア選手のコンディショニングサポート
 ~東京オリンピック2020へ向けたパイロットスタディ~

一般的な運動系部活動で行われるトレーニングや試合へ向けたコンディショニングでは、指導者や選手自身の主観に依存している場合がほとんどである。しかし、選手の実際のコンディションと指導者や選手自身の主観にズレが生じ最高のパフォーマンスが発揮できない場合もある。そこで、本研究ではトレーニング中の心拍数計測や走パフォーマンス分析がトレーニング現場にとって有用な指標になるかについて検討した。その結果、一般的な陸上競技ジュニア選手において、トレーニング現場で簡易的に測定できる心拍数を用いたTRIMPs値の算出が、身体にトレーニングが及ぼす負荷量の評価およびコンディショニングに有用であることが示唆された。

久恒君の感想

今回のサイエンス・インカレの出場に際し、指導教員をはじめ、本研究に協力してくれた西合志南中学校の先生や生徒の皆さん、多くの方々のご協力により書類審査を突破し、本選に臨むことが出来ました。残念ながら受賞とはなりませんでしたが、普通に高専生活する上では決して交流することのない他大学や高専の学生、先生、また企業の方々と活発な議論と親睦を深めることができ、大変有意義な2日間を過ごすことが出来ました。ここでの経験を活かし、日本のサイエンスを発展させるために、新天地でも励んでいこうと思います。貴重な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました!

大会詳細

  • 大会日程:平成27年2月28日(土)・3月1日(日)
  • 開 催 地:神戸国際会議場(兵庫県神戸市中央区)
  • 主  催 :文部科学省(ホームページ:http://www.science-i.jp)
  • チ ラ シ:http://www.science-i.jp/student/pdf/flier.pdf