第15回高専ハカセ塾(八代キャンパス会場)を実施しました。(11/5)

2022.12.02

令和4年11月5日(土)、熊本高専八代キャンパス会場にて第15回高専ハカセ塾「簡易光度計(光検出システム)の作製と濃度計測および自由研究」を実施しました。

前半の講座の講義および実習の指導は、生物化学システム工学科の二見准教授が担当しました。

講座は、まず、講師からの「このコップに入っているコーヒーは、市販のコーヒーを薄めたものかどうかを知りたい。どうすればいいだろうか?」という問いから始まりました。この問いに答えるために、 LED、光センサー、および、 Arduino (アルドゥイーノ) を用いた簡易光度計(光検出システム)をグループで作製しました。作製した簡易光度計は、LEDと光センサーの間に試料を置き、光の透過率を測定することで濃度を比較できる計測器となりました。

次に、市販のコーヒーを水で希釈して、様々な濃度のコーヒーを準備しました。作製した簡易光度計を用いて、この様々な濃度のコーヒーの透過率を計測し、コーヒーの濃度と透過率からなる検量線を作成しました。作成した検量線と比較することで、初めに登場したコーヒーは、市販のコーヒーを薄めたものであることがわかり、科学的な方法で謎が解けて、受講生は改めて科学の底力を実感したようでした。

後半は、受講生が各自で行う自由研究を実施しました。久しぶりの自由研究だったので、各担当スタッフに分かれて現状を確認後、各自の研究を進めていきました。