今年6月に帰還した小惑星探査機『はやぶさ』は、国民に大きな感動をもたらしました。
熊本高専では,『はやぶさ』プロジェクトに携わった技術者の方にご講演いただき,広く科学技術への関心を深めるとともに,モノづくりの素晴らしさ,尊さ,先人達の歩んできた道のりの偉大さについて考えることを目的とした特別講演会を開催いたします。
多くの方々のご参加をお待ちしています。
開催日
平成22年12月18日(土) 14 時~16 時
場 所
熊本高専 八代キャンパス 1階合同講義室
講演者
細田聡史 先生(JAXA宇宙科学研究所 研究員)
演 題
小惑星探査機『はやぶさ』から託されたバトン
受講料
無 料
対象者
一般の方(中学生以上) 先着100名まで
主 催
熊本高専 PBL・総合教育センター
申込み方法
申込みは,申込み用紙(pdf)にてFAXでお申込み下さい。
FAX番号 0965-53-1219
申込み締切 12月15日(水)
問合せ先
熊本高専 総務課
TEL番号 0965-53-1211
[講演内容]
今年6月に60億キロの小惑星往復飛行を果たした「はやぶさ」。カプセルの中には人類の宝である小惑星のサンプルも見つかり、理学工学共に大きな成果を得ました。
「はやぶさ」は高い技術を養うと同時に、多くの研究者や技術者を育て、また多くの人間の心に希望のあかりを灯しました。
この「はやぶさ」を帰還させた技術者の仕事、過去から続く「技術のリレー」や「人の意志のリレー」をメインテーマにして、若い人達や今の社会を支える人達へのメッセージを届けます。
[講演者略歴]
1973年 愛知県生まれ。
1996年 東海大学工学部航空宇宙学科卒業。
1998年 東海大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻修了。
2003年 東京大学大学院にて博士(工学)の学位取得。
その後、九州工業大学の研究員を経て、現在は宇宙航空研究開発機構(JAXA)・宇宙科学研究所で研究員として、イオンエンジン開発と「はやぶさ」運用に従事
専門は非化学推進、プラズマ工学、宇宙機帯電、宇宙機器の研究開発など。
最近はアウトリーチ活動や東京の産業技術高専の非常勤講師を務めるなど、広報・普及・教育活動にも精力的に取り組む。