Q01. 『地域から日本を支える熊本高専 -ファーストペンギンズDXプロジェクト-』とは何ですか。
国の事業として、高等専門学校における情報系学科・コースの新設・拡充に必要な経費を支援するために「大学・高専機能強化支援事業」が創設されました。このプロジェクトは本校が高度情報専門人材を育成するために計画して申請したもので、令和6年度に選定されました。支援期間は10年間です。
Q02. DX、熊本高専が目指す高度情報専門人材とは何ですか。
デジタル分野については、生産性や利便性を飛躍的に高めるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が産業、教育、行政等のあらゆる分野において求められており、2030(令和12)年には先端IT人材が54.5万人不足するという調査結果もあります。本校で目指す高度情報専門人材とは、情報技術を開発あるいは駆使してデジタル社会で活躍できる人材のことを示します。
Q03. アントレプレナーシップ(起業家精神)教育とは何ですか。
これからの社会を生き抜くために必要となるリーダーシップや思考スキル・課題解決の手法について学びながら、機会志向・自主自立のマインドを醸成し、あらゆることにチャレンジする人を育てるための教育です。本校では、全学科必修科目「アントレプレナーシップ基礎」などを開設します。
Q04. 数理・データサイエンス・AI 教育プログラムとは何ですか。
数理・データサイエンス・AIは、デジタル社会の素養として、あらゆる分野で活躍するために必要な知識・技術となっています。本校では、文部科学省の認定制度の中で、基礎的な能力を育成する「リテラシーレベル」と、実践的な能力を育成する「応用基礎レベル」の2つの教育プログラムを開設します。
Q05. 学科横断専門科目とは何ですか。
これまで、他学科の専門科目は履修できませんでしたが、他学科の専門科目も履修することで、幅広い分野の情報技術を修得できる仕組みを構築しました。学科横断専門科目は一部の選択科目で、履修できる科目や人数に制限があります。
Q06. 2つのコースがある学科について、教育課程は情報コースと他コースでどう違いますか。
両コースとも共通の一般科目と専門科目を学びますが、4年次でコースが分かれ、情報コースの学生は、同じ学科の他コースの学生が履修する専門科目の一部(5科目)の代わりに3学科共通の情報系科目を学びます。
Q07. 情報コースに進むには入試段階で決める必要がありますか。
入試では学科までを選択することになります。3年次で希望コースを選択してもらい、第1~3学年の学業成績等を総合的に判断して決定する予定ですので、コース配属は4年次からとなります。
Q08. 情報コースは各学科7名となっていますが、希望者数が7名を超えた場合はどうなりますか。
情報コース7名は定員ではなく募集人員の目安ですので、7名を超えても大丈夫ですが、全体の人数バランスを考慮した上で最終的に決定する予定です。
Q09. 令和8(2026)年度の学生募集要項はいつ頃公表されますか。
8月末に公表する予定です。令和7(2025)年度の学生募集要項からの主な変更点として、アドミッションポリシー(入学者に求める能力と適性)、熊本キャンパス新設3学科の入学定員を3名ずつ増やすほか、6学科全ての受験生から志望理由書を提出してもらう予定です。
Q10. 令和8(2026)年度入学者用の教育課程はいつ頃公表されますか。
9月下旬に公表する予定です。なお、現在在学中の教育課程は本校Webサイト(熊本高等専門学校 » 学科・専攻科)で公表していますので、参考にしてください。