令和3年1月23日(土)、第26回高専シンポジウムオンラインにおいて、人間情報システム工学科5年の宮村竜雅さん(指導教員:孫寧平 嘱託教授)が、口頭発表賞の第三席となる高専シンポジウム協議会 会長賞を受賞しました。
宮村さんは「LeapMotion と SNNC を用いた手指の動きの認識と可視化に関する研究」と題した口頭発表を行い、発表賞一次選考の審査対象85件から選出された11件に残り、口頭発表賞審査講演での審査を経ての受賞となりました。
現在、世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るっており、感染拡大を防ぐべく様々な対策が実施されている中、共用機器への接触による感染を防止するという観点から、機器に触れずに制御する技術が注目されています。一方、画像処理技術を用いた動体認識システムは様々な分野に応用されていますが、画像から3D情報を導き出すと必要なデータ量・計算量が多くなり、効率的ではないことが知られています。
そこで宮村さんは卒業研究において、3Dセンサのひとつである LeapMotion を用いた手指の動きの認識方法について、調査・開発・検証を進めてきました。今回の講演では、考案したセンサによる採集データの可視化方法と、深層学習による5本の指を全て動かすようなジェスチャーの認識における特徴量の抽出方法を発表し、高い評価を受けての受賞となりました。
【外部サイト:第26回 高専シンポジウムオンライン】
https://kosen-sympo.org/26th/
【外部サイト:第26回高専シンポジウムオンライン 口頭発表賞審査結果】
https://kosen-sympo.org/26th/presenaward/