令和元年12月14日(土)、八代キャンパスにて、公開講座「電子回路CAD Eagle入門」を実施しました。Eagleはホビー用途から小規模な事業用まで使える電子回路専用のCADで、回路図やパターン図を作成できるほか、発注用のガーバーファイルを簡単に作ることができます。
今回の受講者は6名で、本校のロボコン部員5名と、社会人の方1名が参加しました。講師は環境の計測や衛星測位を専門とし、普段の研究活動で電子回路を作成している森下助教が担当しました。
ロボコン部からの受講者のほとんどは、これから回路設計をやってみようという学生でした。また社会人の方は、普段は社会人教育にブレッドボードを使っているが、もっとプログラミングの時間を作るために自作で回路を作ってみたいとのことで本講座を受講されました。
講座では、LEDを光らせるための単純な回路図とパターン図の作成から入り、ガーバーデータの出力と発注手順を確認して部品データの作成を体験したのちに、MOSFET等を使った簡単なモータードライバ回路の設計を演習形式で実施しました。Eagleは便利な反面、いくつものボタンを使う必要があり、受講者の理解度を確認しながら進めました。
受講者へのアンケート結果によると、先月のPython講座と同様、概ね満足して頂けたようです。今後も需要があれば同様の公開講座を実施していく予定ですので、関心をお持ちの方はぜひご参加ください。