令和7年11月15日(土)~16日(日)の2日間、熊本キャンパスにおいて、「XRハッカソン」を実施しました。
本イベントは、熊本高専が推進するアントレプレナーシップ事業「ファーストペンギンズプロジェクト」の一環として、熊本キャンパスの技術教育支援センターが主体となり、長岡技術科学大学と連携して実現したものです。学生14名が参加し、VR(仮想現実)技術の専門家から指導を受けながら、VR ゴーグル (Meta Quest 3) を用いたVR空間プログラミングに挑戦しました。
ハッカソンのテーマは「10年後に当たり前に使われている宇宙・農業関連のXRアプリケーション」で、参加学生は3グループに分かれて開発に取り組みました。
初日はまず、VR/XR関連技術の講義と、BlenderおよびUnityの基本操作に関する講習を受講しました。その後、各グループでテーマに沿ったアイデアを議論し、具体的なアプリの構想を練りました。参加者の多くがXR開発未経験でしたが、積極的に質問する、試作品(プロトタイプ)を作成して動作確認を行うなど、終始活気ある雰囲気で進行しました。
2日目の午前中は、XR空間での表現方法をさらに模索しました。午後の成果発表会では、宇宙空間を模した環境や未来の農業をイメージした仮想空間で、XR技術をどのように活用するか実際のアプリ画面を示しながら紹介しました。3チームとも、初めての取り組みながら、完成度の高いXRアプリを披露しました。
学生たちは今回のハッカソンを通じて、VR空間での3次元CG作成や、VRゴーグルを用いたインタラクションのプログラミングを学びました。2日目には予定より早く会場に来て作業を始める学生もいるなど、意欲的に取り組む姿も見られました。最先端のXR技術に触れ、自由な発想でアプリを制作することで、将来のものづくりや研究の可能性を感じる貴重な機会となりました。
参考リンク
熊本高専 ファーストペンギンズプロジェクト
https://kumamoto-nct.ac.jp/general/center/industrycollabo/research-project-report/wip/first-penguins.html
【外部サイト:長岡技術科学大学】「メタバースの活用と技科大リソースマネジメントによる研究教育システムの価値向上と財政基盤の拡大」
https://tech-meta.nagaokaut.ac.jp/
長岡技術科学大学では、「メタバースの活用と技科大リソースマネジメントによる研究教育システムの価値向上と財政基盤の拡大」をテーマに、高専生を対象としたメタバース構築・活用に関する活動を行っています。




