人吉市立人吉東小学校で出前授業を実施しました。(9/7)

2025.11.17

令和7年9月7日(日)、上土井幸喜嘱託教授が人吉市立人吉東小学校にて、1年生40名を対象に「つめたいせかいをたいけんしよう!」というテーマで出前授業を実施しました。授業は「こおりのせかい」と「ドライアイスのせかい」の2部構成で行われ、人吉東小学校の小学1年生40名に加え、保護者や兄弟姉妹を含む約120名が参加しました。

前半では、氷の温度を測定した後に、氷が水に浮く理由について学習するために、水分子と氷の結晶構造を人の動きで再現しました。参加者全員が体育館で手をつなぎ、氷になるときに分子の間にすき間ができて広がるという様子を体感することで、密度が下がって水に浮くという仕組みを学びました。その後、氷の性質を活かしてゼリー作りを行いました。児童たちはジュースやカルピスなど好きな飲み物を選び、ゼラチンと混ぜて氷で冷やすことでゼリーを完成させていました。

後半はドライアイスを使って、二酸化炭素の性質や温度を学びながら、雪を降らせる実験やシャボン玉を浮かせる体験、スプーンを振動させる実験を行いました。シャボン玉を浮かせる実験では水槽の中にドライアイスを入れ、そこにシャボン玉を入れるとシャボン玉が空中で静止して浮くという様子に児童たちは興味津々で何度も試していました。またスプーンを振動させる実験ではドライアイスの塊をスプーンに乗せると「ぶるぶるぶる」と振動する様子に児童たちは不思議がっていました。 最後に、氷で冷やしたゼリーをみんなで食べ、科学の不思議を味わいながら授業を締めくくりました。全体を通して、児童の主体的な学びを促し、科学的思考を育む有意義な時間となりました。