令和7年8月24日から30日までの1週間、「KOSEN Global Camp 2025 in Kumamoto」を開催しました。本プログラムには、本校を含む九州・沖縄各高専から19名、シンガポール・Temasek Polytechnicから8名、タイ王国Princess Chulabhorn Science High School, Loeiから7名の高校生を含む計15名の海外学生、さらに参加者の活動を支える本校運営学生27名が参加し、総勢61名での実施となりました。
ワークショップでは「オーバーツーリズムの解消」と「スマート防災」という2つのテーマを中心に据え、県内の観光産業や社会支援団体による有識者講演、防災に取り組む企業への訪問、さらには2016年熊本地震で被災した熊本城や、震災ミュージアムとして新たな役割を担う旧東海大学阿蘇校舎跡地などの見学を行いました。これらの学びを踏まえ、参加者は自らの身近な課題を題材に、解決に向けたアイデア創出に挑戦しました。限られた1週間という時間の中で、最終日には各グループが取り組んだ課題とその解決策を英語で発表しました。なかには、考えたアイデアを形にし、試作したアプリケーションのデモンストレーションまで披露したグループもあり、短期間ながらも実践的かつ充実した成果を上げることができていました。
本グローバルキャンプの成功には、運営学生として参加した学生たちの活躍が欠かせませんでした。日本語で行われた外部講演や見学先での通訳をはじめ、ワークショップではファシリテーターやメンターとして思考活動を支えてくれました。さらに、国際寮での共同生活をともにする国内外の参加者の交流をより円滑にするため、放課後活動を企画し、大いに盛り上げてくれました。
本プログラムでの活動状況は以下のYouTubeビデオでもご覧いただけます。
YouTubeビデオ(成果発表前までの様子)
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