5月7日 (日) 、日奈久漁業協同組合隣の空き地で、熊本地震後に解体された日奈久レンガ倉庫のレンガから、目地のモルタルをはつる作業を行いました。
これは、「全国高専デザインンコンペティション (デザコン2016 in Kochi) 」の空間デザイン部門で審査員特別賞を受賞した作品「ノコス カナラズ 地震から気づかされた 忘れかけていたもの」の提案が実現へ動き出した第一歩です。
日奈久レンガ倉庫は大正10年建築の歴史的建造物で、日奈久温泉街の歴史や暮らしをよく伝える建物であり、かつ「九月は日奈久で山頭火」や地域イベントで地元住民の皆さんが活用していた建物でした。
学生の提案は、すでに解体され仮置きされているレンガを再利用し、外壁の高さ40センチメートルまで積み直し、かつての姿を彷彿させるポケットパークにすることです。地元住民と本校の学生・教員によるワークショップ形式で実施します。今回はその第一回目です。
学生はデザコン応募チームのメンバーに加え、建築社会デザイン工学科1~5年生の学生有志10名が参加します。今回は地元住民の方を含めて30名により作業しました。今後、数回のワークショップにより、今年度内には完成させる予定です。
- 学生による計画案の説明
- 作業風景