平成28年12月17日(土)、八代キャンパスにおいて公開講座「放射線測定実習と放射線飛跡の観察」を実施しました。
午前中は、放射線についての基礎的な事項の説明があったのち、ペルチェ素子冷却型および高温拡散型の霧箱による放射線飛跡の観察を行ない、さらに、ドライアイス冷却式霧箱キットを用いる簡易型霧箱を自作し、これを用いた飛跡の観察を行いました。午後は、シンチレーションサーベイメータによる学内の自然放射能測定、ゲルマニウム型半導体核種分析装置や幾つかの放射線測定器によるざまざまな実習を行いました。放射線の逆二乗則実験、ガンマ線の減弱係数測定実験、アルファ粒子が紙一枚で遮蔽できること、自然界にはカリウム10が存在することなど、様々な内容を実験・計測装置により体験できました。
今回の講座で受講者は、放射線や放射線防護の知識を獲得することができ、満足していただけたようでした。