11月28日 (土) に肥後の石橋を訪ねるという社会人講座を実施しました。最初に八代市東陽町にある石匠館に行き、元館長の上塚尚孝氏から肥後の石橋についての歴史や背景について説明を受けました。次に山あいに架かる天然の橋を車内から見学、そのまま山都町へ向かいました。途中、上塚氏より車内から見える四つ、五つの石橋について解説を受けました。山都町では円形分水と通潤橋を見学しました。通潤橋の放水が始まる午後1時頃には大勢の観光客で一杯になり、橋の中央から「ドドドッ」という水音とともに激しい水が流れ落ちると参加者たちも大喜びでした。放水中、上塚氏より橋の建設と構造についての解説を聞き、その後通潤橋資料館で白糸台地の灌漑について話を聞きました。帰りは美里町の霊台橋と二俣橋を見学しました。二俣橋は最近「恋人の聖地」としても注目を集めている所ですが、当日は残念ながらハートのシルエットを見ることはできませんでした。
今回は石橋見学に特化した講座となりましたが、参加者からは概ね好評をいただきました。この講座に協力していただいた上塚先生をはじめ石匠館、さらには事務局の方々には大変感謝申し上げます。