去る12月11日(火)、八代キャンパス1階合同講義室において、株式会社新日本科学・安全性研究所の茶谷文雄博士を講師として「平成24年度熊本高等専門学校動物実験教育訓練講演会」を実施しました。 今回の講演では「医薬品の開発における動物試験(毒性試験を中心に)」と題して、「医薬品の製造開発と安全性」、「動物を用いた毒性試験」、「動物倫理」、「毒性学及び求められる人材」について、図や写真による具体的な例を交えて分かりやすく説明していただきました。 参加した114名の本科4及び5年生、専攻科1年生並びに教職員は、医薬品の製造開発が長期間かつ莫大な予算を投じて行われている実態に驚き、ヒトへの安全性確保のために行われている動物試験(毒性試験)がいかに重要であるかを学び、動物愛護を踏まえた適正な管理方法について現場の話しを聞くことができ、薬局で売っている風邪薬一つにも膨大な労力と様々な動物実験の上で成り立っていることを思い知らされました。 今回の医薬品製造を例とした技術者教育は、 参加した学生にとってとても有意義な講演会となりました。 |
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茶谷講師が講演する様子 | 熱心に受講する参加者 |