第4回地域イノベーションセンターシンポジウムを開催しました。(11/2)

2012.11.14 2012.11.15

平成24年11月2日(金)、八代ロイヤルホテルにおいて、第4回となる国立熊本高専地域イノベーションセンターシンポジウム「地域資源を活かす小中規模発電システム」を開催しました。今回のシンポジウムでは、東日本大震災後の電力施策の転換に伴う新たな発電システムについて、水力発電と火力発電の観点から、講演を行いました。
 
最初に、利水の観点から、国土交通省九州地方整備局八代河川国道事務所長の堂園俊多氏から「小水力発電に関する水利権と具体的な事例、今後の展望」と題して、水利権の許認可と今後の展望についての講演があり、続いて、機械知能システム工学科 田中禎一 准教授から、「八代市の用水路を利用したマイクロ発電」と題して、「木製下掛け式水車」を使った発電の概要と、技術開発の可能性や今後の取組みについて講演がありました。最後に、三菱重工業株式会社技術総括本部長崎研究所技監・主幹研究員の山田明氏から、「火力発電の高効率化とエネルギーの有効利用」と題して、自らが担当した高効率発電の紹介とそのシステムを活用した今後のエネルギーの有効利用について講演がありました。
 
企業・公共団体・高校・高専関係者など総勢98名の参加者からは相次いで質問がなされ、大変有意義なシンポジウムとなりました。
 
八代河川国道事務所 堂園俊多所長の講演 本校 田中禎一 准教授の講演
三菱重工 長崎研究所 山田明 技監・主幹研究員の講演