高専の恒例行事,NHKロボットコンテストの九州沖縄地区大会が11月1日に沖縄県名護市で開催されました.熊本高専としては,再編後初のロボコン大会となります.今年は熊本キャンパスと八代キャンパスからそれぞれ2チームずつ,合計4チームが出場しました.今年のテーマは,「ダンシングカップル」.始め2本足で歩くロボットが,途中にあるプレゼントを手にして,4本足以上で歩くロボットに手渡し,その後2台でダンスなどのパフォーマンスを披露するという内容です.
熊本キャンパスからは,少女を老犬が助ける物語を表現した,Aチームの「Andante」,また,Bチームはシンデレラをモチーフにして,王子様とお姫様の物語を表現した「GAMADAS」です.Aチームの2足歩行ロボットはジャイロという珍しい機構を取り入れた歩行をしますが、残念ながら初戦敗退でした。Bチームは初戦突破後、準々決勝で敗れてしまいましたが、歩幅の広い歩行機構を認められ、東京エレクトロンFE株式会社より特別賞を受賞されました。
八代キャンパスからは,少年とクワガタ虫の出会いを描いた,Aチームの「B’2」と,貴族と天使のファンタジーを描いたBチームの「天使の歌」の2台が出場しました.両チームとも初戦から沖縄高専のチームとの対決となり,アウェーな雰囲気の中での試合となりました.結果は両チームとも初戦敗退となりましたが,B’2の多足ロボットの機構は高い評価を得たようでした.また,天使の歌では全チーム中唯一生演奏による音楽を取り入れ,注目を集めました.
6か月間休日返上,夜遅くまでの作業が続きましたが,以上のような結果となりました.学生の皆さんお疲れ様でした.また,様々な方面でご支援いただいた皆様,ありがとうございました.
なお,今回の内容は11月15日(日) 午後1時35分~午後2時29分 NHK総合テレビで放送されます.
熊本Aチームの「Andante」
熊本Bチームの「GAMADAS」
八代Aチームの「B’2」
八代Bチームの「天使の歌」