平成27年3月6日(金)-7日(土)、東京高専において2014年度社会実装コンテストが開催されました。今年で3回目の開催となり、継続研究の成果発表など、内容も高度化していました。予選では全国の11高専から38チームがプレゼンを行い、4チームが翌日のファイナルに選出され、実装の成果を競い合いました。
熊本高専からは制御情報システム工学科5年の立山さん、渕上君、三城君を代表とする3チームが参加し、立山さんの発表がファイナルに選出されました。ファイナルに選出された4チームは、内容も充実しておりプレゼンもすばらしいものでしたが、審査委員による選考の結果、立山さんの発表が「社会実装大賞」に選ばれました。また、参加チーム同士で投票を行うピアレビューにおいても支持を得、「ピア・レビュー賞」を受賞しました。
立山さんの発表は、黒石原支援学校に通う児童生徒の意思を目の動きで伝えるためのアプリで、児童生徒からコミュニケーションの輪に加わることを支援する大変有意義なものです。社会のニーズを自ら発掘し、解決策を提案する社会実装に相応しい取り組みで、会場から大きな拍手が湧き上がりました。
また、ファイナルには進めませんでしたが、渕上君、三城君のチームも部門賞を受賞しました。
おめでとうございます。
社会実装大賞、ピア・レビュー賞
制御情報システム工学科5年 立山千晃 さん
発表テーマ:「タブレット端末を用いた目による意思伝達アプリケーションの開発」
要素技術賞(ソフトウエア)
制御情報システム工学科5年 三城健輔 君
発表テーマ:「重複障害のある生徒のための目を用いた写真撮影システムの開発」
社会実験賞
制御情報システム工学科5年 渕上翔平 君
発表テーマ:「特別支援学校の児童・生徒に臨場感を提供する分身ロボットの開発」
なお、2014年度社会実装コンテストについては、下記URLをご参照ください。
http://www.innovative-kosen.jp/