令和7年10月10日(金)、本校で実施するアントレプレナーシップ教育の一環として、QRコードの開発者である株式会社デンソーウェーブの原 昌宏 氏をお招きし、1年生向け講演会と全学生の希望者向けのパネルディスカッションを実施しました。
1年生向け講演会は、社会の困りごとを機会と捉え、新しい価値を提供していく技術者、失敗を恐れず挑戦するマインドシップを持ち合わせた技術者を育成するべく取り組んでいるファーストペンギンズプロジェクトに関連して開催されました。
原氏がQRコードを開発したご経験談を踏まえつつ、ものづくりのためには観察が大事であり日常の中の発見がヒントになったこと、開発したものを如何に社会に共有するか、使う人のことを考えて安心して使えるようにするか、時に遊び心を大事にすることなどが語られました。最後に、AIの不得意な創造力、DXを活用した課題形成力、価値提供の重要性や、知的好奇心を大事に、失敗を恐れずにすぐ実行してもらいたいとの話がありました。
パネルディスカッションでは、原氏、本校学生2名と教員1名が登壇し、Q&A方式で対談がされた後、参加者からの質問に真摯にお答えいただきました。実際にユーザーの声を聴き取りにいくことの重要性、反骨精神を持って取り組んだこと、現状に満足せず課題を見つけること、自分自身のビジョン、信念をもつことが必要だと考えていることなどが語られ、本校の学生たちにとって大変貴重な機会となりました。



