令和5年3月11日(土)、久留米シティプラザにて、有明高専・熊本高専・久留米高専主催の「第5回 小・中学生ジュニア学会」を開催しました。本会は、JSTジュニアドクター育成塾事業「高専ハカセ塾」の合同成果報告会として、また広く地域の科学・技術好きの小中学生の交流の場として開催しているもので、今年度は3年ぶりに対面開催が実現しました。
開会式での実施機関代表・八木雅夫 有明高専校長による挨拶と実施主担当・竹内伯夫 教員による開催趣旨説明の後、第1部のポスター発表を実施しました。今回は高専ハカセ塾受講生・一般参加者から39件の研究が発表されました。参加者は自分の研究をまとめたポスターの前に立ち、専門家や一般の方々に説明しました。参加した受講生たちは、他の小中学生による様々な分野の研究発表に触れ、良い刺激を受けたようでした。
第2部では、久留米市出身でJAXA第一宇宙技術部門衛星利用運用センター勤務の江藤由貴 氏による講演会「未来の地球のための衛星利用~宇宙から地球を見守る人工衛星たち~」を実施しました。
地球観測衛星が様々なデータを長期間記録し続けることで、森林伐採や地球温暖化など地球の変化がよくわかることや、これらの観測データをもとにみんなが地球を守る行動を起こしていかなければならない、といったお話をしていただきました。また、将来、自分の希望する職業に就くには、自分のやりたいことを突き詰める力が大切というメッセージも頂きました。
最後に表彰式で審査結果の発表を行い、優秀賞12名・奨励賞14名・チャレンジ賞13名に賞状を授与しました。その後、久留米高専 機械工学科 中武靖仁 教授による講評をもって閉会しました。
会場には発表者の他、小中学生・保護者・一般来場者など152名の方にご来場いただき、非常に活気あふれる報告会となりました。