平成22年9月25日(土)熊本高専地域イノベーションセンター社会人講座「熊本の歴史的な知的財産」(Aコース:阿蘇地区)を開講しました。当日は、天気にも恵まれた格好の屋外講座となり、参加者数22名で二重峠(豊後街道)を歩き、阿蘇の歴史的な懐を改めて感じ取ることができました。ちょうど阿蘇神社では、「田実祭流鏑馬」(たのみさいやぶさめ)が行われ、多くの人で賑わっており、颯爽とした射手の方々が、三つの的に矢を放つと歓声があがっていました。午後からは、坂梨宿場街道を現地ボランティアの方に説明を受けながら、ゆっくりと散策しました。
参加された受講生の皆さんも、現地ボランティアの方のお話を聞きながら、「こんな場所があったんだ。」など新しい発見のある講座でした。
この講座は、担当教員によるオリジナル資料を手元に各場所で、『史跡』と『街道』という視点から阿蘇地区を巡る講座です。住み慣れた場所や普段何気なく通り過ぎていた場所の歴史の深さに驚くとともに、後世に残すべき財産であると改めて感じる社会人講座であり、今後もこのような講座を行って欲しいとの声も沢山聞かれました。
参加の皆様、お疲れ様でした。
(次回Bコースは、11月6日(土)熊本西部地区を巡ります。)
阿蘇神社
田実祭流鏑馬
豊後街道
坂梨宿の散策1
坂梨宿の散策2
坂梨宿の散策3
(担当:熊本キャンパス 共通教育科/教授 八田茂樹、教授 伊藤敏明、准教授 永野拓也)