8月20日(日)から8月27日(日)までフィンランドのトゥルク応用科学大学 (トゥルク市) において開催されたISTS2017 (The 7th International Seminar on Technology for Sustainability) の運営に協力参加しました。
このセミナーは、5月に熊本高専で実施したJSTS2017 (The Japan Seminar on Technology for Sustainability)と同様、国立高等専門学校機構と長岡技術科学大学、豊橋技術科学大学、トゥルク応用科学大学が主催し、国際的な場での高専生の英語コミュニケーション能力の向上、多様な集団で協働する能力の向上、国際感覚の涵養に貢献することを目的に開催されたものです。
ISTS2017は、フィンランド・トゥルク応用科学大学の学生組織メンバーが中心となり、高専機構側の担当校として熊本高専の学生組織メンバーが協働して本セミナーの計画・準備・運営などを進めました。さらに、期間中は長岡・豊橋の両技科大生も共にファシリテーターとして活躍しました。
全国の高専から推薦を受けた高専生24名は、フィンランド、シンガポール、香港、タイの海外協定校の学生約40名と共に、少人数の多国間グループを形成して、フィンランドの地元企業4社から与えられた課題に対し、解決策を導きプロトタイプを作成しました。最終的には、作成したプロトタイプについてプレゼンテーションを行って地元企業による審査を受け、優秀チームは最終日の閉会式で表彰を受けました。
セミナーに先立ち、8月18日(金)にはJALの羽田空港整備場見学、8月19日(土)にはヘルシンキ・ヴァンター空港においてJALヘルシンキ空港所整備副長 吉田浩平様 (佐世保高専OB) による特別講演を拝聴しました。国際社会で働く先輩の貴重な講演に、学生達の将来に対する視野も広がったようです。
本セミナーを通じて、学生達は問題解決能力、協働能力、異文化理解力、コミュニケーション力など将来必要とされる様々な力を育成できただけでなく、互いの友情を深め合うことができたようです。