5月23日(火)から5月30日(火)まで「持続可能な社会構築への貢献のための科学技術に関する日本セミナー(The Japan Seminar on Technology for Sustainability: JSTS2017)」を開催しました。
このセミナーは、国立高等専門学校機構と長岡技術科学大学、豊橋技術科学大学が主催し、国際的な場での高専学生の英語コミュニケーション能力の向上、多様な集団で協働する能力の向上、国際感覚の涵養に貢献することを目的に開催されているものです。
今年度は、高専機構側の担当校として熊本高専の学生組織のメンバーが中心となって、協力校のフィンランド・トゥルク応用科学大学の学生組織メンバーと協働して、本セミナーの計画、準備、運営などを進めてきました。
期間中は、全国の高専から推薦を受けた高専生25名、フィンランド、シンガポール、インドネシアの海外協定校の学生24名を迎え、少人数の多国間グループでのワークショップ活動を行いました。
ワークショップでは、地元の企業から与えられた課題に対し、学生らは解決策を導き、プロトタイプの作成、プレゼンテーションを行いました。セミナー後半には、各グループのプレゼン、制作したプロトタイプに対し課題をいただいた企業から審査を受け、最終日の閉会式では企業賞の授与もありました。
本セミナーを通じ、学生らは問題解決能力、協働能力、異文化理解力、コミュニケーション力など将来必要とされる様々な力の面で成長できただけでなく、互いの友情を深め合うことができたようです。