「平成27年度熊本高等専門学校動物実験教育訓練講演会」を実施しました。(1/22)

2016.02.08

 去る1月22日(金)に、八代キャンパス1階合同講義室において、宮崎大学フロンティア科学実験総合センター実験支援部門生物資源分野の篠原明男准教授を講師に迎え、「動物実験の重要性と3Rの実践例」の演題で「平成27年度熊本高等専門学校動物実験教育訓練講演会」を実施しました。
 講演は、(1)「動物実験の種類と重要性」、(2)「適正な動物実験と3R」、(3)「動物実験における福祉:3Rの実例」について行われました。
 (1)では動物実験の考え方と一般市民の視点と研究者の視点の違いについて、(2)では動物実験に関連する法規の種類と歴史的変遷並びに3Rの考え方について、(3)ではポリオウィルスとの戦いのストーリーのなかで3Rの実践例について、具体的にわかりやすく解説されました。
 講演を通じて、動物実験に対する考え方が研究者と一般市民では異なり、研究者には一般市民への説明と歩み寄る姿勢が必要とされること、3Rの実践ができているか自問し続けることの大切さをわかりやすく学ぶことができました。
 参加した教職員及び八代キャンパス専攻科1・2年生、生物化学システム工学科4年生の計70名は、強い関心をもって聞くことができ、とても有意義な講演会となりました。