平成27年12月5日 (土) 、12日 (土) 、19日 (土) の計3回、熊本高等専門学校八代キャンパスデジタル設計演習室にて、社会人講座『3D-CADによる設計・試作講座』を開講しました。本講座は、国や商工会議所、有志企業からの支援の下、機械知能システム工学科を中心に平成18年度から継続実施しているもので、本校が所有するCAD・CAM・CAE資産や教育ノウハウを活用した、地元企業に勤めるエンジニアの能力向上を目的としています。
本年度は、普段の業務に容易に応用しやすい3次元CADソフトSolidWorksを使った機械部品の設計 (モデリング) 、組立 (アセンブリ) およびサーフェス機能(複雑な自由曲面も容易に作成できる機能)を基礎から学び、受講者が設計した3Dモデルを3Dプリンターにより造形を行いました。また、5軸マシニングセンタなどの最新機械がある工場を見学するなど、ものづくりの設計から試作までの流れを系統的に体験しました。
本講座には、県内外8ヶ所の企業および機関など計18名の方が受講されました。受講生の出席率は高く、毎回熱心に講座を受けられていました。受講生が作ろうとされている作品がCADテクニックとして難しいものもあったため、受講生だけでなく質問を受ける本校スタッフにとっても技術向上につながる楽しい講座になりました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
(担当スタッフ: 熊本高専機械知能システム学科教員、技術・教育支援センター職員、学生TA)
講座の様子 | |
3Dプリンターによる造形物 (受講生作成) |