テーマ名および内容:「やわらかいものからかたいものまで!洗濯のりで出来る化学実験」
平成27年7月5日(日)、熊本高専八代キャンパスにおいて、第2回「わいわい工作・わくわく実験ひろば」を開催しました。今回は、洗濯のりを使って、やわらかいもの「スライム」とかたいもの「スーパーボール」を作り、同じ材料から性質の違うものができる面白さを実感する化学実験を行いました。講師は、生物化学システム工学科の古賀晴香助教で、2年生と3年生の学生5名が補助を務めました。
一つ目の実験では、洗濯のりとホウ砂を使ったスライム作りを行いました。まず、絵の具を溶かして好きな色の色水を作り、洗濯のりと混ぜます。その中にホウ砂の水溶液を少しずつ入れて混ぜ、少し粘りが出てきたら完成です。ホウ砂水溶液を入れすぎて固くなった子供達もいましたが、みんな自分の好きな色のスライムを作って手でその触感を楽しみました。二つ目の実験では、洗濯のりと食塩水を使ったスーパーボール作りを行いました。洗濯のりに絵の具で好きな色をつけてよく混ぜ、その中に食塩水を入れてゆっくりかき混ぜると、固まりができます。ティッシュを被せた紙コップにそれを注ぎ、ティッシュの上に残った固まりを集めてこねて、さらにティッシュや新聞紙の上で転がして水分を取ったらスーパーボールの完成です。みんな床に落として跳ね返る様子を楽しみました。参加した子供達は、楽しみながら科学への興味や関心が高まったようです。アンケートでも、「大変楽しかった」、「またやってみたい」という意見が大多数でした。今回、ホウ砂水溶液や食塩水は事前に飽和水溶液を準備しましたが、希望者には水溶液の作り方をはじめ、手順やさらなる課題も書いたプリントを用意し、子供達がさらに科学に興味を持ってくれるように配布しました。
今回の「わくわく実験ひろば」では子ども65名、保護者約50名の計約115名の参加があり、前回の講座同様に教室が一杯になるほどの大盛況で実施することができました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。今年度の「わくわく実験ひろば」は今回で終了となりますが、11月の高専祭や学外のイベントでも工作・実験教室を実施しますので、今後も多くの方々のご参加をお待ちしております。